06/12/05更新
カリスマ投資家・未来かたるがIT業界の若手起業家とホンネ対談! 第3弾の今回は、上場企業のトップであるジグノシステムジャパンの飯田桂子代表取締役社長が登場。投資家vs上場企業社長とのガチンコ対談スタート!
転職した会社は“沈没船”
残された選択肢は「辞める」か「社長」か
Profile
飯田桂子
ジグノシステムジャパン株式会社
代表取締役社長
1987年、慶応大学卒業後、コスモ石油へ。数千億円規模の事業にも参加。1992年にトーメン(現・豊田通商)に転職し、1997年、ジグノシステムジャパン(当時・フォトネットジャパン)へ入社。前社長の辞任を受け、社長に。2002年に上場。「女性はどんなに忙しくてもボロボロじゃいけない。身だしなみもマナー」がモットー
未来かたる(以下、かたる) この連載で2人の女性起業家に会ってきたけど、上場企業の女性社長は初めてなんだよね。どうして上場したんですか?
飯田桂子(以下、飯田) 私の場合、オーナー経営者じゃないんですよ。FM東京が大株主のサラリーマン経営者です。元々の大株主はDPEチェーンを展開するプラザクリエイトなんですが、その後資金が足りなくてベンチャーキャピタルの出資を受けていますし、大株主の資金ニーズもありましたので、上場は宿命だったんです。
かたる 上場前から社長をやってたんですか?
飯田 そうです。新卒でコスモ石油に入って4年、それから1年間充電した後、トーメンの産業機械部に5年半いました。今の会社には97年5月、普通にサラリーマンとして転職してきました。でも、当時会社は全然儲かってなくて、「これは沈没船だ……」ということで、みんなワーッと逃げ出してしまいました(笑)。上から順に辞めていって、最後には私を含む6人が残されたんです。
かたる そこから会社を上場させたんだから、ほとんど立ち上げと一緒だよね。でも、オーナーでもないのに、何でそんな辛い状況で社長を引き受けたんですか?
飯田 選択肢としては2つしかなかったんですよ。自分も全部投げ出して辞めるか、残って後処理をするか……。以前の仕事でもバブルの後処理をずいぶんやっていたので、「あぁ、また後処理班か……」みたいな気持ちでしたね。それに、私以外のメンバーは技術者が2名、営業マンが1名、管理担当者が1名だったので、私が社長をやるしかなかったんです。ただ、社長といっても、社員は5~6名。感覚的には“課長”ですよ(笑)


