06/06/29更新
カリスマ投資家・未来かたるがIT業界の若手起業家とホンネ対談! 今回はクチコミ化粧品サイト「@cosme」主宰・山田メユミ代表取締役をゲストに迎え、キャリア論、起業論などを斬る! 成功への道を熱く語る大好評連載、特別編スタート!
趣味でやっていた「メルマガ」が
「@cosme」のビジネスを生んだ
未来かたる(以下、かたる) 起業家として、クチコミサイト「@cosme」(アットコスメ)を立ち上げようと思ったきっかけは何だったんですか?
山田メユミ(以下、メユミ) 化粧品が好きだったし、仕事柄いろいろな情報を得ることが多かったものですから。大学で生物工学を勉強していたこともあって、最初に化粧品の原料メーカーの研究室に入ったんです。
その後、商品開発などエンドユーザーに近いところで仕事がしたいと思って、メーカーに転職しました。「@cosme」のビジネスの起点になったメールマガジン「週刊コスメ通信」をはじめたのがこの頃です。
ただ、メルマガはあくまで趣味で始めたもので、正直ビジネスにしようなんてことはまったく考えていませんでした。
あの頃はまだ
失うものは何もなかった
Profile
山田メユミ
株式会社アイスタイル
代表取締役 @cosme主宰
大学卒業後、化粧品原料メーカーに入社。研究開発部門へ配属後、商品開発部のプランナーとして商品企画・開発を手掛ける。1999年、自身が始めたメルマガの反響をうけ、仲間と化粧品の口コミサイト「@cosme」を立ち上げる。メーカー退職後、アイスタイルに正式入社、現在に至る
かたる なんでそれが@cosmeという形になったの?
メユミ 自分としては全然期待してなかったのに、読者の方から相当量のレスポンスをいただくようになったからです。「教えてもらった化粧品を試してみたら、すごく良かった!」といった熱い声に触れているうちに、形にしたいと思うようになりました。
それで、夫と、夫の勤めていたアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)の同僚と3人で事業計画を描き始めたんです。インターネット・ブームの中で、「やるなら今しかない」という感覚がありましたね。
かたる 勤めていた会社はどうしたの? 収入のメドがたたないのに辞めちゃったんですか?
メユミ 最初の半年間は会社員でいながら、夜な夜な作業をしていました。当時勤めていた化粧品会社での仕事には全然不満はなかったですし、むしろやりたいことにチャレンジできる環境でしたので、辞めることはすごく迷いました。
でも、まだ年齢は26歳だったし、失うものが何もなかったので……。もし、子供がいるとか、親が病気になったとか何らかの事情があったら、違う選択をしていたかもしれません。実際、会社が立ち上がったばかりの頃は本当に貧乏でしたからね。


