06/08/15更新
デキる先輩をうまく活用すべし
上司と良い関係を作るためには、普段から自分の行動を振り返り“切り札”を蓄える必要がある
やはり、自分にとって尊敬できる先輩だとしても、査定のことを考えるのであれば、その人のスタイルをそのまま真似するべきではないでしょう。評価基準は会社によってまちまちです。遅刻することで明らかに評価が悪くなるような会社もあれば、受注件数だけで評価するようなところもあります。まずはそれを把握することが重要なのであって、交渉テクニックに走るのはその後の話です。
このあたりの事情については、先輩に直接聞いてみましょう。受験勉強でも、最も効果的な方法は、一番成績のいい人にどういう参考書を使っているのかを聞いて、その参考書で勉強することです。それを、本屋に行って自分に合っている参考書を探そうとしたら、かえって遠回りになります。
これと同じことで、仕事でもデキる先輩に話を聞くのが一番です。「普段どういうことを心がけているんですか?」とか「上司とはどういうふうに接しているんですか?」とか、さりげなく聞いてみることですね。
できるだけ多くの“切り札”を持て
給与交渉の場では、どれだけカード、つまり“切り札”を持っているかが一番大切です。アメリカが外交交渉に強いのは、「軍事力」という絶対的なカードを持っているからです。逆に日本は軍事力を否定しているので、口先でどうにか切り抜けなきゃいけない。そうすると、どうしても引かざるを得ない場面が出てくるから、苦しい交渉になる。
会社という単位であれば、自分が残した業績ももちろんそうですし、上司との良好なリレーションも間違いなく切り札になります。切り札が多ければ多いほど、給与交渉では強く出ることができる。だから、交渉テクニックを身につけることも大事ですが、その前に、日頃の自分の行動を振り返ってみるべきだと思います。
例えば、いまだに多くの日本企業では、上司の好き嫌いというものが評価に大きく影響していますが、日本人の特性からして、上司に好かれている人の方に良い査定が付くのはやむを得ないところがあります。こればっかりは、給与交渉の場面だけでどうなるものでもないんです。
だからこそ、日頃から上司と良いリレーションを作っておくことが重要になるわけです。上司に好かれている人は、給与交渉で有利なだけでなく、リストラされにくいというデータもありますしね。


