06/12/14更新

誰を味方につければ“おトク”かを見極めよ

例えば、“社内事情通”の部下に嫌われると、悪い噂を流されてしまうので、こういう部下はぜひとも味方につけておいた方がいい。その部下を取り込めば、悪い噂を流されないばかりか、逆に自分のいい噂を流させる際に利用することもできます。

あと、すぐに徒党・派閥を組みたがる部下も要注意です。しかし、派閥のリーダーにさえ好かれておけば、その派閥の部下全員が味方になってくれますので、リーダーとの人間関係だけに労力を割いておけばいい。全員に均等に力を注ぐ必要はないんです。

誰を味方につけておけば自分にとって“おトク”か。それを見極めるのが上司の才覚であり、資質です。そして、キーマンを見極めたら、他の部下には嫌われてもいいという気概で、その部下に全精力を注ぐ。それくらいやらないと、部下の心を動かすのは難しいのです。

「上司の生き残りマニュアル」といった本が出るくらい、上司にとっては本当に厳しい時代になってきているんです。

(続く)

部下説得時の給与交渉術Q&A

質問者
中村 修一さん
(仮名・36歳)

上半期の人事考課に際し、部下7人中4人から「納得がいかない」と突き上げられました。不具合が生じてリコールしたりと、客観的に見れば「評価に値しない」と言われても仕方ないのですが、中にはそういう事情を汲んでくれない人もいて……。

私を含め、システムチームは総スカンを食っているわけで、と諭したのですが、「あんまりじゃないですか!」と熱弁を振るう部下を目の前にすると、胸が痛くなってしまいます。

でも、本心では文句を言わずに納得してくれた部下がかわいいし、頑張ってもらいたい。うまい愛情のかけ方というか、バランスの取れたマネジメント法はありますか?

回答者
内藤 誼人氏

評価に値しない業績に終わってしまった場合、たとえ部下から突き上げられたとしても、「全社的に評価できないのだから仕方がない」と強い態度を示しましょう。

そもそも、部下全員が文句を言わずに黙々と働くということは稀です。皆にいい顔をしたところで結果が変わらないのであれば、むしろ付いてきてくれているメンバーにのみ気をかけるべきです。

例えば、給与は上げられないまでも、「今回はこの金額だけど、オレは評価してるから」と個別に語りかけることで、モチベーションを保てるように仕向けるとよいでしょう。

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