07/01/16更新
「俺はお前が好きだから」と言われるために……
リーダータイプ、政治力のあるタイプ、人情味のあるタイプ……自分の周りにいるさまざまなタイプの中から誰を切って、誰を選択すべきかは悩ましい問題です。もちろん、ビジネスシーンでは、自分にとってメリットのある人を選択するのがセオリーですが、それがよく見えない場合には、自分が好きになれそうな人、とっつきやすい人、一緒にいて負担にならない人というのを選択基準にするべきです。
よほど演技のウマい人でない限り、自分が好きになれない人と良好な人間関係を構築するのはなかなかできません。人間関係というのは、極論すればフィーリングであり、極めて感覚的なものですから。
好きでもないのに下心を持って近づけば、「ああ、こいつ俺を利用しようとしているな」と、たいていは見抜かれてしまいます。人間というのは、そういう微妙な空気を感じ取るものなのです。そう考えると、自分が好きになれそう、あるいは好きになってもらえそうなところから入るのが、親密な関係になる一番のコツと言えます。
自分が好きなタイプの人には、尽くすことが苦にならないはずです。例えば自分が好きな部下には、「お前が何かを失敗をしても、全部俺が責任とってやるから」くらいのことは自然に言えます。「エコヒイキだ」と陰口叩かれているのが分かっていても、「俺はお前が好きだから目をかけてるんだぞ」というようなことが部下に伝われば、部下も感激して、「何とか期待に応えよう」とガンバってくれるはずです。
人に好かれるということは、簡単なようでいて実は難しいものです。できる限りの「献身的なサービス」をしないと、相手の心は動かせないものなのです。ただ「給与を上げてください!」と懇願しても、その言葉はなかなか届きません。人に好かれて初めて、ガンバったことが正当に評価されるのですから。

回答者
内藤 誼人氏
話を聞いていると、斉藤さんはどちらかといえば、「ゼネラリストタイプ」のようですね。であれば、「リーダータイプ」の上司を選んだ方がいいかもしれません。
リーダータイプは、「自己中心的に突っ走る人物」と思われがちですが、見方を変えると、自分に必要な「モノ・ヒト・アイデア」を効率的に選んでいる人とも言えます。
その上司が迷わずズバズバと「選択」する人ならば、とにかくその人の価値観に沿った行動をとってアピールするといいでしょう。そういうタイプの上司は、一度“お気に入り”の部下になると長期的に目をかけてくれるものです。
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質問者
斉藤 裕さん
(仮名・27歳)
交渉以前の問題かもしれませんが、一番の悩みは「キーマンは誰なのか」ということです。直属の上司は2人いて、それぞれ「リーダー」「スペシャリスト」タイプなのですが、どちらに付くべきか決めかねています。
リーダータイプの上司は頼りになる存在ですが、何かと敵が多いですし、スペシャリストタイプの上司はスキルを磨けますが、マネジメントに関してはあまり学べない気がします。
マネジャーになるにはどんな資質が必要なのか、「力関係」をどううまく見極めてキャリアアップしていくべきなのか…今後のためにこのあたりをアドバイスしていただけますか?