07/02/12更新

国内の企業に比べ、人材の流動化が早い外資系企業。それに輪をかけて流れが激しくなっているのが、今の吉池氏の企業だ。マネジャークラスが退職していく中、新たな覇権を握ろうとハナタレ・コンサルたちの新興勢力が怪しい動きを見せ始めた。これに対抗する吉池氏をはじめとする古参組。この争いを制するのはどちらか。吉池氏の新たなる戦いが、今始まる……。

外資系IT企業 事業開発部門 シニアマネジャー
吉池透氏(仮名・36歳)

早稲田大学法学部出身。大手電機メーカーで海外営業部門など5年間勤務後、外資系広告代理店のマーケティング部門で4年、国内ベンチャーのIT部門マネジャーなどを経て、今年世界有数のIT企業へと転職。事業開発部門のシニアマネジャーとなり、年収も20%アップした。日々、社内公用語である英語力アップに励む

2007年1月×日

会社の天気が荒れ模様!?

もう春ですねぇ~。厚手のコートも必要なくなってきました。って、まだ1月じゃんっ!

しっかし、例年にない暖冬で体調を整えるのが大変ですよね。そんな中、また頭のイタイ出来事が勃発しましたよ。ボクが頼りにしていた営業部門と管理系のマネジャーがそろって退職しちゃうんです。社内でも存在感のある人物だったからね。やれやれ。

ボクの部門は営業と社内SEとの狭間といっていい。ただ間接部門だけど、ちゃんと利益は生んでいるよ。ボクらの部門に割り当てられた調査費なんかも、しっかり利益に結び付けているからさ。どんなやり口でお金にかえているかって? まぁ、ボクらが作り出した成果物(=情報)を、お金を払っても欲しがるクライアント様がいるってこと。営業マンがパッケージソフトなんかを売るのとは違う方法で生計を立てているっていえばわかりやすいかな。一応、コストセンターならぬ、プロフィットセンターになってるから社内で後ろ指をさされることもないわけさ。

そういうビジネスモデルっていうと大げさだけど、「金を稼ぐ方法」を編み出すときに、彼ら2人のマネジャーとはケンケンガクガクとやりあったよ。やっぱ自分とは違う立場で働いている人の意見に対して、“虚心坦懐”の気持ちで耳を傾けるって大切なことだよね。今となっては懐かしいよ。例えば、こんなやり取りもあったよなぁ。

■某管理系マネジャー:「こんな価格設定じゃあクライアントが興味を示すわけがない」

■営業マネジャー:「競合の同種のサービスをリサーチしたから参考にして……」

(僕がいうのもヘンだけど)あの頃は社内全体が1つの目標に向かって一致団結していたような気が……(笑)。最近の社内の雰囲気は、まだまだ“暖冬”とは言いがたいもんな。くもり時々晴れ、ところにより雪ってとこか。なんかハッキリしない感じかも。

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