05/11/24更新

7月に外資系企業のITマネジャーとして転職した吉池透氏(仮名)が、外資の実情を暴露する大好評の赤裸々日記。国内企業での就労経験もあり、外資は2社目の転職となる吉池氏が、自らの体験を踏まえ、外資系企業で働くコツや心構えを伝授していきます。求人広告や雑誌記事からでは見えにくい、外資系というステージの裏側を覗いてみましょう

某外資系企業に勤める吉池透氏(仮名・36歳)の日記。今回は、外資系企業の上司についての話が中心となる。外資系企業で、ある程度の地位に上り詰めた人といえば、同業の日本企業で経験を積んだ人が多い。例えば、コンサルティング、金融出身者など、その経歴もさまざまだ。傾向としては、比較的転職回数が多く、MBAホルダーなど英語を得意とする人が目立つ。外資系企業では、上司との関係が仕事のやりがいや楽しさに大きなインパクトを持つので、彼らの「習性」について知っておいて損はない。

外資系IT企業 事業開発部門 シニアマネジャー
吉池透氏(仮名・36歳)

早稲田大学法学部出身。大手電機メーカーで海外営業部門など5年間勤務後、外資系広告代理店のマーケティング部門で4年、国内ベンチャーのIT部門マネジャーなどを経て、今年世界有数のIT企業へと転職。事業開発部門のシニアマネジャーとなり、年収も20%アップした。日々、社内公用語である英語力アップに励む

2005年10月×日

海外本社の「100%子会社」は要注意だね

どうせ1日の3分の1以上は働くのだから、仕事は気分良くしなくちゃね。中でも外資系企業で気分良くやっていくには、まず上の人間がどういう思考回路で動いているのかを知っておくこと。

前にも書いたけど、日本に定着して長い年数が経って日本企業化している外資とか、日本で株式公開している外資(日本アイ・ビー・エムなど)を除けば、多くの場合、彼らは海外本社の“犬”。一匹オオカミとかなら、カッコいいんだけどね。基本的には従順な飼い犬ですよ。チワワかミニチュアダックスかって感じ。

特に、日本法人が海外本社の100%子会社になっている会社は要注意! 上の人間は海外本社の首脳部にまったく頭が上がらないと見て間違いない。だって、彼らをクビにする権限は海外本社が完全に握っているわけだから。ここはよ~く覚えておいてほしい部分だね

外資系に転職するなら、最低限、こうした資本関係をチェックしないとね。上司にカミついたら即「ハウス!」 ならまだいいけど、捨て犬にはなりたくないでしょ。まあ、どっちにしても100%子会社が多いから、選択肢がそんなにあるわけじゃないんだけどさ。

2005年10月×日

外資社長の“世渡りスキル”を把握しよう

しっぽフリフリ、ゴマスリスリ……。気に入られるなら靴だってペロリ。ほんと、こういう勢い

今日、なんとなく求人情報誌をパラパラと見ていたんだけどさ。その中で1つみつけちゃったんだよね。「外資系企業だから裁量権が大きくて、20代でも自由にバリバリ仕事ができる!」なーんて嘘ぶいている記事を。お前んところは、ゴリゴリの外資で有名だろうがっ!

ま、それはおいといて。社風っていうのは上司、特に日本法人のトップによるよね。外資系企業では上司の権限が絶対で、例えば日本法人のトップが、「アイツは使えないからクビ!」と言ったら、本当にクビ。とてもわかりやすい。この点は日本企業よりもずっと厳しいし、割り切らないと、ものスゴイプレッシャーになる。義理・人情とか、言ってわかるもんなら教えてやりたいよ。

特に、僕がいるような日本に進出して5年程度の外資では、社長がワンマン状態になりがち。その社長が人格的にヒドい奴だと最悪なことになる。だから、外資に転職する時は、社長の経歴もきちんと調べないとダメ。これ、ホント重要よ。テストに出るよ。

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