06/01/31更新

外資系企業はハイリスク・ハイリターンとは、よく聞く言葉だ。そこには、日本企業よりはるかに厳しい派閥争い、リストラなどのハイリスクが存在する。では、ハイリターンを得るには何をすればよいか。日本企業と外資の両方でキャリアを積む現役ITマネジャーが、ハイリターンを得るための“外資流渡世術”を自らの日記でさらけ出す!

外資系IT企業 事業開発部門 シニアマネジャー
吉池透氏(仮名・36歳)

早稲田大学法学部出身。大手電機メーカーで海外営業部門など5年間勤務後、外資系広告代理店のマーケティング部門で4年、国内ベンチャーのIT部門マネジャーなどを経て、今年世界有数のIT企業へと転職。事業開発部門のシニアマネジャーとなり、年収も20%アップした。日々、社内公用語である英語力アップに励む

2005年12月×日

外資はハイリスク・ハイリターン=高収入?

同じ外資系コンサルティング会社で5年間というキャリア価値は高い。手に入れたものは年収よりも、キャリアのフリーパス?

今日、久々に大学時代の友達と会ったんだけどさ、言われたのよ。

「外資系だったら儲かってるんじゃないの?ハイリスク・ハイリターンでしょ?」

その答えは……、ぶっちゃけNo!激しくNo!そんなのすべての外資系に当てはまるわけないっての。“ハイリスク・ローリターン”という最低の会社もあるからね(絶対転職するな!)。だから、盲目的に「外資=ハイリスク・ハイリターン=高収入」と信じ込むのは危険だと最初に言っておきたい。

結局、会社によるんだよね。ただ、外資系に「ハイリスク・ハイリターン」というイメージがあるのは、実際にそういう会社が存在するからだよ。例えば、僕の知人が働く、外資系ITベンダーでは、部長クラスで年収1400~1500万円はもらっていたはず。役員になると3000万円!まぁ金融系なんて、もっとスゴイけど。

でもさ、普通に考えてもかなりよくない?日系のある大手シンクタンク系SIerだと、40歳近い課長でも1000万円に届かないでしょ。外資系のITコンサルタントだったら、30代前半で1000万円なんてザラ。40代前半の役員もゴロゴロいる。だからお金がほしい国内企業勤めの人は、他の会社に転職しちゃうんだよ。

とはいえ、コンサルティング会社の場合はちょっと話が別かも。なぜって、その会社で長く生き残ることが難しいから。あるコンサルティング会社では、「5年間、働き続けたら免罪符のような価値が出る」とか言われていて、その称号がほしくて5年間働く人もいるし。実際、そこで5年ガンバレたら、他の会社から引っ張りダコ。それだけ外資系コンサルティング会社は5年間生き残るのが難しいということ。ハイリスク・ハイリターンの典型だと思うよ。

2005年12月×日

“変人”に出会う確率

うわぁ、同時期に入社したプロマネが辞めちゃうよ。仕事のグチを言い合う仲間だったのにさ……。結局、外資系で生き残っていくのって厳しいのよ。上にも下にも“ウマい人”でないと厳しい。でも、やっぱり重要なのは上だよね。リーダー、マネジャーと上のポジションになればなるほど上!上司へのアピールが上手じゃないと、生き残れない。

しかも上司は選べないからね。イイ人なら問題ないけど、こればっかりは運。外資系に限らず、嫌な上司はいるけど、外資系のほうが“変人率”は高いかも。事業再編で部署ごとなくなることはよくあるし、隣の部署にいた嫌な上司が、いきなり自分の上司になるパターンも珍しくない。社員も少ないから、上司との密着度も高い。上司が嫌な奴だと、辛いんだよね。

僕の経験では、能力がないのに上にいるタイプほど嫌な奴の場合が多かった。また、そういう奴に限って、責任を部下に押し付けるしね。

その辞める同僚は、上司が代わるたびにそんなのばっかり。変人上司が3連チャンだからね。今回の上司に変わった時には「パチンコにたとえれば確変中だな、俺」とかいってグチをこぼしていたんだけど、やっぱ耐えられなかったらしい。

結局言い換えれば、「上とどのくらい合うか」ってことになるんだけどさ。合わなかったらあきらめて違う部署に行くか会社を辞めるか、どっちかしかないからね。加えて、彼は前の日記にも書いたような「おとなしいタイプ」。正直、外資向きじゃなかったのかもなぁ……。

Yahoo!ブックマークに登録 この記事をdel.icio.usに追加

1 2 3

キーワードから記事を探す

キャリアを、スキルを、年収をアップさせたい!「キャリアアップ」「スキルアップ」「ライフアップ」をキーワードに、3年後のキャリアから10年後の生活設計までサポート! どこから読んでも夢の入り口、憧れのキャリアをつかめ!