06/03/16更新

これまでの連載で、外資のマネジャーは海外本社や上司に媚を売り、自らの点数稼ぎに全精力を注ぐ! という実態を暴露してきた。では、そこで働く女性はどのような特性なのか。流ちょうに外国語を駆使し、スマートに仕事をするイメージが強いが、そこには、女性特有の仲間意識がドロドロとうごめく世界があった……。コレを読まずに外資への転職はリスキーだ

外資系IT企業 事業開発部門 シニアマネジャー
吉池透氏(仮名・36歳)

早稲田大学法学部出身。大手電機メーカーで海外営業部門など5年間勤務後、外資系広告代理店のマーケティング部門で4年、国内ベンチャーのIT部門マネジャーなどを経て、今年世界有数のIT企業へと転職。事業開発部門のシニアマネジャーとなり、年収も20%アップした。日々、社内公用語である英語力アップに励む

2006年2月×日

現場知らずの“お姫様役員”

外資系企業の人って、見栄とプライドで塗り固められているのが多いってさんざん言ってきたけど、これ女性もそうね。ちなみに、女性役員の比率って、外資系の方がずっと高いんじゃないかな。キャリアアップ志向が強ければ、先天的に着飾ることになれている女性の方が、役員の適性はあるかも。

というのも、ちょうどここで、女性役員が辞めるんだよね。その人は日本人なんだけど、小さい頃からアメリカで育ってて、日本語より英語の方が得意というむしろネイティブスピーカーに近い人。よく秘書に「この日本語のメール難しいから、英語に訳しといて」なんて言ってるからね。確かスタンフォード大学を出て、外資系企業→国内企業と渡り歩き、この会社にヘッドハントされた。

一見経歴は華々しいんだけど、能力はビミョー。だって、普通の日本人なら理解できる日本マーケットの特殊性をわかっていないんだもの。結局アメリカ人みたいなものだから、狩猟民族的考え方なんだよね。ロジック大好き、「ワビ・サビ」わからん、みたいな。

でも、知識として欧米のマーケットとは違うことを知っているから、僕たちの前では「“泥臭い”営業が必要」とか、いかにもわかっているような言葉を使う。「だったらお前が動いてみろ」と。「動いて現場で学んでこい」と。ま、プライドが高いから彼女にしてみれば現場仕事なんてやるわけないけどね。

その上、育ちもいいみたいで、疑うことを知らない。ロジックが通っていればスグ「なるほど」と納得してしまう。だから、小ズルイ役員の思惑通りに誘導されやすかった。で、彼女が承認した案件は、頓挫したものが多く今回の辞職(解任ともいう)となったわけ。

その人は前の日本企業でも役員。でも何をやったわけではなく、実質的には“お飾り”。日本の場合、女性役員を登用すると、先進的なイメージがつくみたいでね。しかも、日本人なのに外国人並みの英語力がある人なんて、そうはいないので、ヘッドハンターからちょくちょく声がかかるわけです。ウワサによれば次も外資系らしい。「これが自分の生きる道」って感じで、いい“商売”してますよ。

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