06/10/17更新

IT業界の人手不足はこれまでに輪をかけて深刻だと言われる。エンジニア、プログラマー、SE、プロマネ、すべての職種の求人は増えているが、転職を成功させるためには必要な条件がある。いったい何が必要なのか、スキルアップできる企業とはどんなタイプの企業なのか。IT業界中心の人材コンサルタントとしてこの道10年のベテランが転職の実情を激白する!

中堅人材紹介会社 IT業界担当
羽村健一氏(仮名・40歳)

1966年生まれ。人材コンサルティング暦10年目に突入した実力派アドバイザー。特にIT業界エンジニアの案件とマネジャークラスの案件には強く、業界内でトップクラスの実績と人脈を持つ。キャンディデイトとじっくり話した上で、本当に合ったマッチングを行う手法は、企業からの信頼度も高く、リピーターとなるキャンディデイトが後を絶たない

3年前なら“落選確実候補”も見事“当確”に!

僕が担当するIT業界の人手不足は相当に深刻です。ソフト開発会社などは、売り上げを伸ばすために人を採用せざるを得ないのですが、優秀な人ばかりを集めるのはまず無理。だから不本意でも、「とりあえず頭数をそろえればいい」という感覚で、未経験者も含めてガンガン人を採用しています。その結果、2~3年前だったら落とされていたような人が、今は通るようになっていますね。40歳過ぎの人も結構見かけます。

人手が足りない理由は、もちろん、エンジニアの絶対数が足りないこともありますが、IT業界のナレッジ・マネジメントの失敗も大きな原因だと思います。これまでのIT業界は、すべてが“行き当たりバッタリ”だったんですね。もっとエンジニア同士が情報共有していれば、1つのプロジェクトで経験したことを、他のエンジニアが別のプロジェクトで生かすこともできるはずでしょう。でも、情報共有されていないから、毎回イチから開発しなきゃならない。だから忙しくなってしまうんです。

また、最近はユーザーも目利きできるようになってきて、見積金額が適正なのかどうかを厳しく突っ込んできますし、ソフトウエア自体が肥大化して開発工程もすごく複雑になっています。こうした中、ようやくIT業務プロセスのフレームワークであるITILやプロジェクト管理ツールのCMMIを使って社内にナレッジをためて、開発工程の短縮や品質管理に役立てようとする努力が見られるようになってきました。

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