06/12/21更新

良いコンサルタントは転職活動の際に強い味方になってくれる。だが、コンサルタントの良し悪しはどう見抜けばよいのか。提供される求人情報の量なのか、レスポンスの早さなのか、アドバイスの内容なのか……。この道10年の実力派コンサルタントが、これまで出会ったキャンディデイトの事例を挙げながら、人材コンサルタントとしての自身の“こだわり”を告白する!

中堅人材紹介会社 IT業界担当
羽村健一氏(仮名・40歳)

1966年生まれ。人材コンサルティング暦10年目に突入した実力派アドバイザー。特にIT業界エンジニアの案件とマネジャークラスの案件には強く、業界内でトップクラスの実績と人脈を持つ。キャンディデイトとじっくり話した上で、本当に合ったマッチングを行う手法は、企業からの信頼度も高く、リピーターとなるキャンディデイトが後を絶たない

“危ないコンサルタント”の見抜き方

“危ないコンサルタント”を見抜くのは、コンサルタントを利用し慣れていない人には簡単なことではありません。ですが、彼らの言動にそれを判断する手がかりが隠されているはずです。

明らかにダメなコンサルタントは、面接の詳細を説明しない人。これは論外です。面接にはどこの部署のどういう役職の誰が出てくるのか、その人は何歳で、どういうバックグラウンドで、どういうタイプの人材が好きなのか、面接に人事は同席するのか、ステップは何回なのか……などを明確に教えてくれないコンサルタントは失格です。単に「○○ビルの20階の○○さんを訪ねてください」という情報しかくれないのなら、コンサルタントを使う意味がない。こういうコンサルタントは付き合うだけ時間の無駄です。

内定後の対応で、コンサルタントの本性が見えてくることも多いですね。時間的に猶予があるのに、「早く決めないと他の人に決まっちゃいますよ」とアオるコンサルタントは危ない。「絶対にこの会社に決めた方がいい」と押し付けてきたり、妙にその会社をホメるのも、単に自分の営業目標を達成したいだけと考えられるでしょう。

あと、やたらと「離職率」のデータなどを引っ張り出してくる人も、転職者の立場で考えていない証拠だと思いますね。例えば「A社の離職率は2%でB社は5%だから、A社に行った方がいい」という理屈はおかしい。極端に言えば、悪名高い会社だって、その環境が自分にとって良い場合もある。一番重要なのは、その人に合うかどうかでしょ。そこを吟味しないで離職率などを持ち出してくるのは、何か営業上の要請があって転職者を誘導している可能性があります。

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