07/02/20更新

春の転職シーズン到来!今年もIT人材の売り手市場は続くようだ。しかし、1980年代後半に訪れたバブル期と違い、採用に慎重な企業は多い。つまり、デキる人なら欲しいが、頭数を合わせるためだけの無用な人材を採用する気はない、ということだ。実際に、売上げ好調にもかかわらず、いまだにリストラを行っている企業もあると聞く。では、IT業界で高く“評価”される人材になるにはどうすればいいのか。そこで、SIer、メーカー、eコマース企業の採用担当者に集まってもらい、「欲しい人材」「イラない人材」「辞めてほしい人材」についてざっくばらんに語ってもらった。

人材不足でも、デキない奴はイラない!

2007年2月某日、春の中途採用に向けて求人数が増えていく中、IT業界への転職志望者のために、「欲しい人」「イラない人」「辞めてほしい人」をテーマに、中途採用担当者による覆面座談会を行った。今回激務の中、座談会に集合してくれたのは、中堅システムインテグレーター、大手電機メーカー、ECサイト運営会社の面々。それぞれITという共通項でくくられる各企業が、IT人材についてどのように考えているのだろうか……。

“職人気質”がトラブルの素(塚本氏)

中堅SIer 森田勝彦氏(以下、森田) 当社のようなシステムインテグレーターでは、慢性的なSE不足のところが多いんですよね。ウチの場合、原因の1つが、社内で優秀なSEが育っていないこと。プログラマー(以下、PG)で構成される開発チームとお客様の間に立つSEというプロジェクトチームになるのですが、後者の役目をきちんとこなせる人が少ない。その原因がコミュニケーション能力の低さですね。

大手電機メーカー 塚本雄治氏(以下、塚本) エンジニアのコミュニケーション能力の問題は、電機メーカーである当社にもあります。それには2種類あって、1つは単純にコミュニケーションスキルが足りないケース、もう1つは、“職人気質”と言うか、細部にこだわるあまり巨視的な観点が不足して、営業部門や設計部門との間でトラブルを起こすようなケースです。特に組み込み系のエンジニアに職人気質の人が多いかな。ただ人事としては、中途採用後にトラブられるのは頭がイタイ……。

ECサイト運営 遠藤正明氏(以下、遠藤) クリエイターも、メンタリティとしては、エンジニアに近いものがありますね。特にデザイナーなどの職種は、「自分のセンスが一番」と思っている人が多いですから。企画部や営業部とうまくいかない人が必ずいますよ。

中堅SIer プロジェクトマネジャー 森田勝彦氏(34歳)

3年前にもっと裁量権がある仕事をしたいと国内大手SIerから転職。翌年からプロマネを務める。プロジェクトチームは個人の判断で組めるが、メンバー内のリーダー役不足が目下の悩み

大手電機メーカー 人事部主任 塚本雄治氏(36歳) 

新卒時より人事担当一筋。2年前より中途採用専任担当として主任となる。求人を希望する部署に直接出向き、徹底的に現場が求める人材像を洗い出すため、周りからの信頼は高い

ECサイト運営会社 デザイン部長 遠藤正明氏(32歳)

2年前、成長著しいEC企業の部長職に就任。今までに有名企業のWebサイトのアートディレクションを数多く手がける。今でも大型案件は自ら最前線で指揮を執る

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