07/02/28更新
SIer、メーカー、eコマース企業の採用担当者が説くIT人材のサバイバル術も後半戦に突入! 今後、ITプロフェッショナルは「勝ち組」と「負け組」に2極化していくと予想される中で、企業は辞めてほしい“負け組IT人材”に対して、どのように対処するのだろうか。場合によっては、SEやクリエイターなどのモノづくり魂が必要な職種から「営業職」へのキャリアチェンジも考えられる。もしそうなった場合、「負け」と捉えるか「新たな道」と捉えるかで、その後のキャリアビジョンを大きく左右するはずだ。企業ごとに異なるリストラ策を明らかにするとともに、IT人材として生き続ける道を探る。

春の転職シーズン直前に行った座談会は後半に入り、ますますヒートアップ! 前回、「デキる人なら欲しいが、頭数を合わせるためだけの無用な人材を採用する気はない」との発言が飛び交った。エンジニアやクリエイターが持っているべき「モノづくり魂」や「職人気質」。それらもバッサリ斬りまくったSIer、メーカー、eコマース企業の採用担当者が、今回は「人を辞めさせるための方法」を大暴露! リストラに向けた人事の動きとはどういったものか……。採用の現場を知ることでIT業界で生き抜き、キャリアアップしていくための術を身に付けていこう。
価格競争で人材は2極化(森田氏)
中堅SIer 森田勝彦氏(以下、森田) 現在はシステム開発の需要が多いので業界全体が比較的潤っていますが、需要が落ちてくると、必ず受注額の値下げ合戦が起こる。まぁ、この業界の通例ですけどね。
ECサイト運営 遠藤正明氏(以下、遠藤) そうなった場合、今の人件費を維持することはできなくなりますよね? 同じデザイナーやSEといっても処遇が大きく変わってくることになるでしょう。
大手電機メーカー 塚本雄治氏(以下、塚本) 当社も状況は同じです。社員が数千人以上というような大企業では、相変わらず30代の“過剰雇用世代”の人余りが顕著です。もちろん簡単にクビとはいきませんが、成果主義を徹底させることによってすでに同期の間でも年収にかなりの格差が出ています。それでも、いまだに30代半ば以降の人の中には、スキルが年収に見合っていない人が少なくありません。会社の経営が悪くなれば、この世代がリストラの一番のターゲットになるのは避けられないところです。
森田 勝ち組と言われる人たちがいる一方で、現場の最前線で活躍していた人が保守に回される場合もあるし、今後は正社員になれず、臨時雇用やパートの形で働く人も増えるかもしれませんね。
塚本 その際には、成果主義がリストラのエクスキューズの1つに使われるでしょうね。逆に言うと、年収に見合ったスキルを持っていれば、リストラの対象にはなりにくいってことです。
3年前にもっと裁量権がある仕事をしたいと国内大手SIerから転職。翌年からプロマネを務める。プロジェクトチームは個人の判断で組めるが、メンバー内のリーダー役不足が目下の悩み
新卒時より人事担当一筋。2年前より中途採用専任担当として主任となる。求人を希望する部署に直接出向き、徹底的に現場が求める人材像を洗い出すため、周りからの信頼は高い
2年前、成長著しいEC企業の部長職に就任。今までに有名企業のWebサイトのアートディレクションを数多く手がける。今でも大型案件は自ら最前線で指揮を執る





