05/10/20更新

若手ビジネスマンの転職先として、コンサルティング業界は高い人気を誇っている。中でも、企業経営のコンサルティングを手掛ける戦略コンサルタントは憧れの仕事だ。激務の中、トップコンサルタントと称される人は、一体どのような日常を過ごしているのか……。業界屈指のトップコンサルタントに発想力の磨き方から「ON」「OFF」タイムの過ごし方まで聞いてみた

コンサルタントという仕事とプレッシャーは切っても切り離せない。一流コンサルタントになればなるほど、クライアントはハイレベルのアウトプットを当然のごとく求めてくる。こういう環境の中で「心と体」のバランスを保ち続けるには、さぞかしプライベートの使い方もうまいのだろう。そして、ストレスフルな毎日から自分を解放するための術を心得ているのだろう……と思ったが、大手コンサルティングファーム、アクセンチュアで戦略グループの統括を務める、エグゼクティブ・パートナー 三谷宏治氏からは意外な答えが返ってきた。

仕事はシリアスで
最もエキサイティングなゲーム

私にとっては、ONとOFFの差はあまりないんですよ。ONとOFFでわけるのではなく、ある意味ではONとON、別の言い方をするとOFF とOFFかもしれない。要するに、仕事もプライベートも、両方とも私自身であって、それぞれの時に別々の自分が存在するわけではないんです。いわば、この世で最もシリアスで、最もエキサイティングで、かつ時間を投入しなくてはならない“面白いゲーム”みたいなもの……それが仕事だと思います。

私の場合、たまたま経営コンサルティングという、自分がすごく楽しめる仕事を見つけられたので、とてもラッキーでした。当然ストレスを感じる時はありますけど、だからと言って、プライベートはそのストレスを解消するためにあるわけではありません。仕事もプライベートのどちらをとっても、私は充実した時間を過ごしています。

「ユニーク」な発想力は
SF小説で磨かれた

私がプライベートで最も時間をかけていることの1つが、読書です。小学一年生の春、40日間の入院生活をしたことがあります。その時、先生が「さぞかし退屈だろう」と、図書室の本を100冊くらい持ってきてくれたのですが、その本を入院中に全部読んでしまったんです。それほど本は好きでしたね。

以降も本は読み続けましたが、実は殆どはSF(Scientific Fiction)。結局、高校を卒業するまでに読んだ本のうち、9割くらいはSFでしたね。日本のものから外国のものまで、SF小説と言われるものはだいたい読んだと思います。おそらく1000冊以上は読んでいるでしょうね。

SF小説を読みながら、中学校3年生くらいの時、ふと思ったのです。「これだけSFを読んでも、人生何かの役に立つのかな」と。だって、SFって荒唐無稽(むけい)で、現実の世界とほとんど重ならない話ばかりですからね。ところが、実際にはそんなことはなかった。コンサルティングの世界で十分に役立ったのです(詳細は後述)。

「ユニークさ」は私のベーシックな部分であり、スキルと言ってもいいかもしれません。それはSF小説で培われた部分が結構大きいのです。もう1つは読解力。これは得意分野です。私は理系出身なんですけど、「現代国語」のテストでは誰にも負けたことがありません。

小・中・高校生の時、「何で現国の試験っていつも一緒なんだろう」って思うくらいでした。国語の試験で聞かれることは一緒じゃないですか。下線部分は何を指しているのかとか、本文を要約しなさいとかね。年齢が上がるごとに文字量が増えるだけで、基本的に求められることは変わらないなとずっと感じていました。

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