05/12/27更新

前回、「デイ・トレードでは稼げない」と言い切った、普段はサラリーマンとして働く「えす」氏。それを証明するかのように、徹底的に割安銘柄をリサーチして投資する、えす氏の時価総額は何と6億円を超えた(2005年12月14日時点)。前回の取材時点では4億円。わずか1カ月足らずのうちに、2億円アップしたということになる

えす

東京都出身、30代前半の普通のサラリーマン。転職経験1回。1996年、元本90万円から株式投資を始める。2003年3月、投資額800万円が160万円台まで落ち込み、本腰を入れる。2004年5月末に残高1億円を突破。2005年9月に2億円、11月に5億円を突破。もっぱら売買はケータイで行い、業務中の売買はほとんどない。著書に『サラリーマンが株で1億円を稼ぐ!!』(マガジンハウス)がある。ホームページ:http://esu.jp/

「デイトレ」にチャレンジしたのは1回だけ

世の中にはデイ・トレードをあおる情報が溢れていますが、中には相当ひどいものもある。人気ブログの中にさえもね。デイ・トレードは、タイミングで売買する投資手法で、テクニカル投資の一種ですが、僕はテクニカル分析に精通しているわけではありません。みんなに驚かれるくらいテクニカルはまったくわからないんですよ。テクニカル分析なんて、サイコロで1が何回目に出るのかという計算を一生懸命やっているようなものでしょ。あれで株式市場に勝てるなら天才ですよ。

「りそな」の時は“デイトレ”に近いことをしましたよ。国有化するというニュースが流れ、みんなが売りに回っているのを見て、「なんで悲観視するんだろう? 国有化されても株主価値は変化しないのに」って思いました。結局2日間くらいで倍になったので売りましたけどね。別にデイトレを意図したわけではなく、たまたま2日で適正株価に届いただけのことです。さすがに国有化されちゃうと経営的な自由度が低いし、他のメガバンクと比べると格が違いすぎますから、長期保有する気にはなれなかったですけどね。今はりそなも、JR出身の人が会長になって一生懸命サービス向上に努めているみたいですが、サービスでお金がとれるようなビジネスモデルが銀行に適用できるなら、また買うかもしれません。

経理マンとしてのスキルは株式投資に活用できたか?

イラスト1

天使と悪魔が同居する社会。どちらを選ぶか迷ったら、自分の消費者視点で判断しよう

結局、僕の投資スタイルはすごくシンプルです。「この会社は面白いな」と思う銘柄や、伸びそうな銘柄を買うだけ。株式投資って、根本的には「経営者にお金を預けて運用してもらうことだ」と思っている。その運用してもらう権利を10万円で買うのか50万円で買うのか、ということで売買しているにすぎません。

そう考えると、信用できない経営者にお金を預けることってありえないでしょ? 信用できるかどうかは、経営者の言動や、会社の業務内容等でもなんとなくわかりますが、僕は財務諸表が読めるので財務諸表の中身、つまり粉飾をやっていると思われる会社には絶対にお金を預けない。つまり、投資の大きなポリシーとして、信用できない会社に絶対投資しないことにしています。

端的に言えば三菱自動車。あの会社は誰が見ても不誠実ですよね。最悪期は脱したみたいで、株価は上がるかもしれないけど、あの不誠実な経営陣にお金を預ける気にはならない。あの会社の株が上がろうが下がろうが、僕には関係ない。逆に、今は経営成績が悪いけれども、経営陣が誠実で業績回復に向けて一生懸命努力しているとしたら、もしダメだったとしてもお金を預けていいかなと思うじゃないですか。最悪、株価が値下がったとしても納得できるしね。

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