06/02/09更新

いまだ収束しないライブドア事件。IT企業の代表格であり、値段的な買いやすさから、読者にも株主がいるのではないだろうか? この事件が株式市場に及ぼす影響をカリスマバイヤー・未来かたるに緊急インタビュー。「ライブドア事件」の本質を斬る!

未来かたる
日本証券アナリスト
協会検定会員

某証券会社に歩合外務員として勤務し、トップセールスを更新し続ける。「かたる銘柄」として多くの大化け銘柄を生んだ「IR NET~未来かたるの株式投資情報」は、月間30万超のアクセスを誇るサイトとして、投資家の注目を集めている。2007年1月より、「ビスタニュース」 にて、IR NETの有料版・未来かたる「株式相場を考える」も好評連載中

IPOを目指している
若手起業家への影響が心配

今回のライブドア事件についていえば、「ホリエモン」なんてどうだっていいのよ。僕が心配しているのは、事件の弊害だよ。他のベンチャー企業が萎縮しちゃって過度に保守的になったり、これから上場しようとしている若者の活力が失われたりしてしまうかもしれないからね。ようやく日本にも育ち始めた「市場主義」が混乱しなければいい……と心から願っている。

報道ではライブドアが一方的に叩かれているけど、この問題の本質って、実はもっと深いところにある。例えば、詳しく調べもせずに、ライブドアの子会社を上場させた東京証券取引所の責任ってどうなっているの? とかね。「上場審査基準って随分いい加減だな」って感じた人は多いはず。それは投資家に限らず。

問題の根っこは、耐震構造問題と一緒だよ。ヒューザーの小嶋社長が悪いのか、イーホームズが悪いのか、イーホームズに許認可権を与えた役人が悪いのか。微妙だよね。世間では、ヒューザーの小嶋が悪いように言っているけど、よく考えてみると、イーホームズに許認可権を与えているのは役人だよ。許認可権を振り回している奴らの責任はどうなの?国土交通省の役人は辞任したの?

役人はいつも責任をとらないよ。国と国民が裁判して国側が負けても、事務次官は辞めないし、退職金もちゃんともらっているようなケースもあるでしょ。俺らの世界では、一任取引やったら簡単にクビ。じゃあ、許認可権を持っている役人は、大きなミスを犯しても責任をとらないのでいいのか。こんなのどう考えたっておかしいよ。

「このまま株が順調に上がる」と
思ったら大間違い

今回堀江をアゲるんなら、他にももっと犯罪的行為を摘発しなくちゃいけないよね。この前、新聞に日本のGDPの推移が書いてあったけど、日本のGDPは昔より10%以上もマイナスになって国が衰退している。GDPを伸ばさずに、天下りして何回も退職金をもらってきた役人なんて、もっと責められてもいいはずだよね。

今回のライブドア事件には、何か裏を感じるよ。小泉政権の流れに乗って改革気分が盛り上がり、株価が騰がってきた。「行き過ぎ」ってことで、政府がブレーキを踏もうとしているのが、このライブドア事件じゃないのかな。ニュースを見た瞬間にそう思ったよ。この事件が、今後、自民党総裁選とどうからんでいくのか。

もしかしたら、外資の買いがストップするかもしれない。2005年の前半はダメだったけど後半がよかったんで、タイトル通り僕の年収も1億円を超えた。でも、2006年も順調に株が騰がると思ったら大間違いだよ。

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