06/08/15更新

今やサラリーマンの世界でも、「年俸交渉」は当たり前に行なわれるようになってきた。ただ、年俸交渉も査定も、機械的に決まるものでなければ、常にフェアなわけでもない。実のところ、年俸が決まるプロセスには多くの“心理学的落とし穴”が隠されており、それを知ることで交渉を有利に進めることが可能になるという。内藤誼人氏が、心理学的見地から年俸交渉のノウハウをレクチャー!

まずは先輩の行動パターンを観察せよ

内藤誼人
(ないとう・よしひと)
心理学者

(有)アンギルド代表取締役。 慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。説得的コミュニケーションをはじめとする社会心理学と、精神分析をはじめとする臨床心理学の両方を得意とする。著書に『記憶する技術』(中経出版)、『実践! 反論×反撃法』(PHP研究所)、『パワープレイ』(ソフトバンクパブリッシング)などがある。 座右の銘は、「人生万事塞翁が馬」

まず、人事評価に関して基準を書面で明らかにしている会社もありますが、それを額面どおりに受け取るのは危険です。表向きは「実力主義」と言っておきながら、実は好き嫌いとか、素行が評価に影響を及ぼしているようなケースが非常に多いからです。

つまり、給与交渉に臨む前には、評価基準、平たく言えば「何をすれば評価され、何をすれば評価されないのか」を自分の目でよく確認しておく必要があります。

一番確実なのは、会社で評価されている先輩の行動を観察することです。先輩の一挙手一投足を2週間もじっくり観察していれば、仕事への取り組み方、上司への報告の仕方、周囲との接し方など適切な行動パターンが見えてきます。

その行動パターンをコピーして自分のものとすることが、最短距離での昇給につながります。逆に、あまり評価されていない先輩の行動は真似しない方がいいのは言うまでもありません。例えば、いつもアグレッシブに仕事に取り組んでいるのにも関わらず、先輩の出世が他の同期より遅れている場合には、その会社はそういうキャラは望んでいないということです。

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