07/07/17更新

“国際弁護士” 八代英輝氏が説く最強の交渉術指南も、ついに最終回。最後のテーマは外国人上司との交渉術だ。外資系企業が転職の選択肢として一般的になった現在、交渉の席で向かい合うことも十分ありえる彼らは、こちらの仕事ぶりやフトコロ具合まで知りつくしているだけに、八代氏も「口先だけでは通じない」と評する最強の相手だ。まさに最後を飾るにふさわしいこの難敵、いかにして攻める!?

非ネイティブが英語での交渉に臨む際には……

八代英輝
(やしろ・ひでき)
元裁判官、国際弁護士

慶応義塾大学法学部卒業。司法試験に合格後、裁判官に任官。1997年に裁判官を退官し、東京弁護士会に弁護士登録。2001年、米国コロンビア大学ロースクールに留学し修士課程修了後、米国司法試験(NY州)に合格。著作権法や知的財産権法に精通した数少ない弁護士として各方面で活躍し、大学院において教鞭もとる

仕事柄、英語で交渉しなければならないことは多いのですが、僕は帰国子女ではないので、ネイティブスピーカーと同じように話すことはできません。だから、ディテールが重要な交渉になればなるほど気を使います。

交渉で使われそうな単語を調べておくといった事前準備は当然のことですが、それ以外に僕が心掛けているのは、「大事な交渉は絶対に電話でやらない」ということと、「交渉の場で聞き取れなかった部分は即座に確認する」ということです。もし聞いてもわからなければ、必ず後で文書にしてもらって、お互いの理解を確認しあいます。こうすれば、言葉ができないからと言って相手にやり込められることは少なくなります。

さらに、交渉後には、交渉の内容をメモ書きにして確認を求めるか、交渉の後で相手にメールを送って確認を求めるようにしています。ここまでやるのは面倒に思えるかもしれませんが、重要交渉の場で勘違いをしてしまう場合のリスクを考えれば、面倒だなんて言っていられないですからね。

Yahoo!ブックマークに登録 この記事をdel.icio.usに追加

1 2 3 4 5

キーワードから記事を探す

キャリアを、スキルを、年収をアップさせたい!「キャリアアップ」「スキルアップ」「ライフアップ」をキーワードに、3年後のキャリアから10年後の生活設計までサポート! どこから読んでも夢の入り口、憧れのキャリアをつかめ!