06/04/18更新

サッカー日本代表のディフェンダーであり、ガンバ大阪の主力選手でもある宮本恒靖選手。ディフェンダーという“派手”ではないポジション、ガンバでの出場試合数もあまり多くはないが、チーム人気やイメージアップに貢献するなど、及ぼす好影響は計り知れない。こうした数字には表われにくい“実力”をいかにアピールし、年俸に反映させるか。宮本選手の元代理人・辻口弁護士が、その“極意”を語る!

プロ野球とJリーグの年俸のパイは“天と地の差”!

日本代表では海外組も含めた個性派集団をまとめるキャプテンシーを発揮。名実ともに日本サッカー界の顔でも、年俸1億円の道は遠い

一口に年俸交渉と言っても、プロ野球とJリーグではかなり状況が異なります。そもそも年俸の金額自体に相当な開きがあります。

Jリーガーの年俸は、平均すればプロ野球選手の3分の1から5分の1くらいにすぎません。Jリーガーで一番年俸が高いと言われる名古屋グランパスの楢崎正剛選手ですら1億円程度ですし、ベテランの“ゴン中山”こと、ジュビロ磐田の中山雅史選手でも7000~8000万円くらいですから。

Jリーグでもプロ野球でも、全選手に支払う年俸のパイ(総額)は決まっています。そのパイの中で、例えばA選手に1億円の年俸を支払うとすると、B選手には年俸は5000万円しか払えないというように、各選手の年俸のバランスを図っています。

Jリーグでは、この年俸のパイがプロ野球より随分少ないんです。ご存知のように、プロ野球の場合は、各球団が独立採算制ではありません。球団には親会社があって、球団はその子会社という位置づけで、親会社から広告宣伝費という名目で資金援助を受けることも少なくないのです。だから、お金の管理がどんぶり勘定的になっている。逆に言うと、親会社の意向次第でどうにでもなる部分があるということです。

一方、Jリーグの場合は、基本的にチームごとで独立採算制をベースにしているし、日本サッカー協会が各チームに会計の資料を提出させてチェックするシステムをとっているので、年俸のパイを動かすのは非常に難しいんです。この点が、Jリーガーの年俸交渉における難しさの1つと言えるのではないでしょうか。

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