07/03/08更新

俳優、武道家として知られる「藤岡弘、」だが、探検家として、また国際ボランティアとして、アマゾンや東南アジア、紛争地域などの危険な地帯を歩いてきた。言葉が通じないのはもちろん、ITがまったく存在しない世界で命の危険にさらされた経験を持つ彼は、ITの価値を認めながらも、人間が頼りすぎている現状を憂う。IT革命の危うさや情報化社会におけるリーダー論まで、“侍”藤岡弘、が熱く語る!

ITは便利であるとともに「無力」

藤岡弘、
(ふじおか・ひろし、)
俳優、武道家

「仮面ライダー」で一躍ヒーローになったのち、映画「日本沈没」、TV「藤岡弘、探検シリーズ」など、主演多数。一方、真剣による演武を行う武道家としても知られ、また民間ボランティア団体の理事も務め、世界数十カ国の紛争地域、難民キャンプにて救援活動を展開する。最近では、CD「荒野のサムライ~明日に向って走れ~」をリリース。その他、著書多数。
HP:侍道<SAMURAI-DO>

ITというのは確かに便利なものだし、世界の発展にも欠かせないツールだとは思います。ただ、皆それに頼りすぎて、我々にとって最も大切な人間関係、言葉を変えれば“心情の交流”というものが希薄になってきているのは由々しき事態です。

歴史をヒモ解いても、世界は人間関係によって動いているといっても過言ではありません。人の出会いによって思いもしなかった出来事が起き、また想像をはるかに超えた状況が進展して歴史が大きく動いてきました。明治維新における西郷隆盛と勝海舟、あるいは坂本竜馬との出会いもその良い例でしょう。

日本では「あって当然、不可欠」であるITですが、世界的に見るとそうとも言えません。例えば、南米のアマゾンでは、結露のためGPSも機能しなくなりますし、また、アフリカの砂漠では、パウダーサンド(非常に微細な砂)や昼間は40度で夜は零下という寒暖の差のせいで、コンピュータもカメラもたちまち壊れてしまいます。

こういう場所で唯一頼れるのは、生身の体と人間関係しかありません。さらに言えば、感性で磨かれた五感を開き、直感、危機センサー、“勘”ピューターなどの第六感までを要求されるのです。

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