07/04/05更新

人は藤岡弘、を“侍”と呼ぶ。そして、“侍”とは世のため人のために己を捧げて生きる人格者であり、「自分さえ良ければいい」という精神のエゴイストとは対極に位置するものだ――藤岡氏は、「勝ち組/負け組」で人が区別され、手段やプロセスに関わらず金を稼ぐ者が喝さいを浴びる時代にこそ、“侍イズム”が必要だと力説するが、果たしてその真意とは?

今の時代に求められるのは“侍イズム”

藤岡弘、
(ふじおか・ひろし、)
俳優、武道家

「仮面ライダー」で一躍ヒーローになったのち、映画「日本沈没」、TV「藤岡弘、探検シリーズ」など、主演多数。一方、真剣による演武を行う武道家としても知られ、また民間ボランティア団体の理事も務め、世界数十カ国の紛争地域、難民キャンプにて救援活動を展開する。最近では、CD「荒野のサムライ~明日に向って走れ~」をリリース。その他、著書多数。
HP:侍道<SAMURAI-DO>

最近、人を「勝ち組」「負け組」といった表現で区別する風潮がありますが、まったくバカげたことです。人間の価値が何なのかを分かっていない連中がそんなことを言うのでしょう。

当然のことですが、人間の価値はお金を持っているか否かで判断できるものではないのです。ただ、実際には金儲けがウマい人、権威のある人に皆が拍手を送り、賞賛するのが今の時代です。儲かりさえすれば、その手段やプロセスはあまり問われないのです。

また、お金の価値は血と汗と涙と努力の結晶で得られるのであって、パソコンのボタン操作1つで大金を儲けることで得られるわけではありません。少なくとも、賞賛すべきことではないと思います。個人が尊重される時代になったのは良いことですが、同時に「自分さえ儲かればいい」という自己中心的、個人主義的、傲慢な精神の人が多くなったのではないでしょうか。

しかし、地球の資源は限られていますし、永久に経済的、物質的豊かさを追い続けることはできません。ですから、皆が現在の豊かさに感謝し、私利私欲を追い求めることを止めなければならない。今の時代に求められているのは、自己中心主義やエゴイズムとはまったく逆の人間像である “侍イズム”を持った人間だと私は思います。

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