06/03/14更新

ハードと言われるプロジェクト・マネジャー(PM)の仕事。必然的に男社会となりがちなIT業界で、20代から10年以上も生き抜いてきた染谷響子さん(仮名・33歳)。1カ月で自宅に帰ったのが3回という激務をこなし、現在は「1000万円プレイヤー」の仲間入り。その姿からは仕事のやりがい、難しさ、男性中心社会での女性のマネジャーの苦悩、セクハラ、結婚、離婚……など、キレイごとではやり通せないPMの実情が見えてくる

数少ないIT業界の女性プロマネ
オンナならではの「見えない壁」

染谷響子(仮名・33歳)

高校を卒業し、フリーターをしていたが、「コンピュータを触ってみたい」と中規模の独立系SIerに入社。汎用機の業務システム開発などを手がける。上司にカミつくほどの“本気度”を買われ、29歳の頃からプロジェクトマネジャーとして活躍。現在は新進のSIerに転職し、Web系システムのプロジェクトマネジャーを務める。年収は1000万円を超える。

確かに周りを見ても、女性プロジェクト・マネジャー(PM)って少ないですよね。営業さんには結構女性がいますけど、PMにはあまりお会いしたことがないです。その理由の1つは、管理職のイメージが強いからだと思います。

私の部下にも女性はいますが、やっぱり女の人って結婚や出産のこととかも考えちゃう。せっかくキャリアを積んでも、「プロマネまではちょっと……」という感じで、及び腰になりがちなんです。

出産後に管理職に復帰できるのかというと、それも女だと簡単ではないですしね。とはいえ、別にコレといった特別なキャリアを積んできたわけではありません。IT業界に入ったのもほんとにたまたまだし……。

一番最初に入った会社は独立系のSIerです。高校を卒業してから、しばらくの間フリーターをやっていたんですが、「年齢的にそろそろどこかに就職しないと」と思ってついうっかり入ったのがその会社だった(笑)。動機は単純ですよ。ちょうどコンピュータが流行り出してきた頃で、ただ単に「コンピュータをいじってみたい」というだけ。エンジニアになりたいという気持ちは正直なかったですね。

興味先行で入ったIT業界
年収は1000万円に到達!

最初はCOBOLでの開発。その後、お客さんのシステムをホストで回す運用担当者、病院とかに入っているモニターなどを管理する汎用機のセットアップなどを経験しました。仕事をやってみたら意外と面白かったんで、何となく続けていたという感じ。そのうちお客さんと交渉して金額とかを決められるようになってきて、「自分で仕事を回せている」と実感し始めてから、面白さが加速していきました。

結局最初に勤めたSIerには12年ほどいたんですが、PMになったのは、入社して7年くらい経った頃です。まだ20代だったし、年齢としては早い方でしょうね。それからWebサイト構築のPMに移っていきました。ちょうどWebが流行り始めた頃で、うまく時流に乗れた感じです。現在の役職は、役員の一歩手前の部長。年収は1000万円です。同年代の女性と比較したら、もらっている方ですよね。

Yahoo!ブックマークに登録 この記事をdel.icio.usに追加

1 2 3

キーワードから記事を探す

キャリアを、スキルを、年収をアップさせたい!「キャリアアップ」「スキルアップ」「ライフアップ」をキーワードに、3年後のキャリアから10年後の生活設計までサポート! どこから読んでも夢の入り口、憧れのキャリアをつかめ!