06/11/30更新

いかに企画が優れていようとも、出演者やスタッフがプロデューサーの思い通りに動いてくれなければ、いいモノは作れない。プロ・アマ問わず、多くの人を自分のTV番組などに起用し、ヒット作を連発していく“おちまさと流モノ作り”の手法には、実行すれば万人に効くようなすばらしいマネジメントやコーチングが存在するに違いない。だが、その手法は意外にもシンプルなものであった……。

キャラと違うことは強要できない
企画作りはキャスティングが命

出演者が自分のイメージ通りに動いてくれないフラストレーションは、若い頃によくありましたね。当時は、まだ自分でプロデュースから演出まで全部やっていなくて、現場なんかに行くとしょっちゅう「何でこうなのかなぁ」と出演者に対して思ったし、それを仕切っているディレクターに対しても「何でもっといい指示ださないんだろう」と思ったものです。

でも、30歳になって、全部自分でやるようになってからは、この手のフラストレーションはなくなりましたね。そもそも僕の企画は「人」ありきなので、企画と人がピタッと合うのは大前提なんですよ。

「何で右に走れって言っているのに左に行くんだよ」って怒っているディレクターをよく見かけるけど、それは、左に走るべきキャラクターの人を右に走らせようとするからであって、出演者のキャラと違うことを強要する自分が悪い。一番重要なのはキャスティングであり、ここで番組のデキが大体決まっちゃうんです。

2006年の夏に『藤原紀香の1ボトル』っていう番組をやったんですけど、あれなんかまさにキャスティング命だよね。あの番組は、紀香さんとお食事に行ったときに、紀香さんがお酒を飲む姿を見て生まれたものです。だいぶ飲みが進んで、「私、藤原紀香というヨロイを脱ぎたいのよ~」みたいな発言が紀香さんの口から出たとき、それがすごくいい画だったんで、思わず「それをコンセプトに番組やっていいですか、 『藤原紀香の1ボトル』っていうタイトルで? ゲストがボトルを1本持ってきて、ボトルを空けるまで語り合う。単にそれだけのルールでやりません?」ってその場で思いついた企画を話したんです。そうしたら、「それ面白いですね」と、その場でOKが出た。

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