07/02/07更新

天才プロデューサー・テリー伊藤氏に師事し、そのシゴト術を貪欲に盗みまくったと語るおちまさと氏。クリエイティブな世界では当たり前の「盗んで覚えろ」は、ビジネスにおける“コンピテンシー”に通ずる。天才のコンピテンシーをどのように自分のモノにし、もう1人の天才プロデューサー・おちまさとが誕生したのか。また、ヒット作を連発するおち流コンピテンシーとはどのようなものかを追った

僕が目指す姿を体現していた
師匠・テリー伊藤のシゴト術

僕の師匠だったテリー伊藤さんは本当に厳しかったですね。「現場が楽しかった」なんて言うディレクターがいると、「現場が楽しくてどうするんだ!」と、ものすごい勢いで怒っていました。

今から思えばあの頃はかなり無茶苦茶で、伊藤さんからは「とにかくテレビは面白くないとダメだ。面白くなるまで帰ってくるな」と教わっていました。でも、おかげで実際に番組は面白くなっていきました。今はずいぶんおとなしくなりましたが(笑)。

伊藤さんはたまにロケに顔を出すんですが、来てもずっとモニターだけを見ているんです。何でかというと、テレビというのは、その“枠”の中だけの世界だからです。現場でどんなに面白いことが起こっても、それが映っていなければ「ゼロ」。こういう“フレーム理論”は結構早いうちから植え付けられましたので、僕は今でもロケのときはモニターしか見ません。

出演者の口説き方が一番うまかったのも伊藤さんでした。伊藤さんは一見デリカシーがなさそうに見えて実はある人で、ビートたけしさんとかトップタレントへのアタリや駆け引きが抜群にうまかった。こういう人を懐柔する話術とかキャスティング、カメラの絵撮りに関する美意識とか、伊藤さんはとにかく何でも自分でできる人でした。まさに僕が「将来なりたい」と思っていた姿でしたね。

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